( ^ω^)枯れる季節のようです
( ^ω^)
( ^ω^)プロチーム所属になってから半年以上
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)気付けば試合に出ないまま12節
( ^ω^)チームで話し合ってメンバーは決めてるから
( ^ω^)文句はまったくないけど
( ^ω^)
( ^ω^)積極的にしゃしゃらないのは悪いとこだな
( ^ω^)ミーティングの時間だ、行くか
13節 対AXIZ戦 KAI 出場
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)いよいよ出番がきまった
( ^ω^)
( ^ω^)対戦相手はAXIZか
( ^ω^)つえーんだよなーあのチーム
( ^ω^)そもそもopenrec有料会員になったの
( ^ω^)あのチームのアーカイブ見るためだったし
( ^ω^)
( ^ω^)ああ
( ^ω^)キンチョーするぜ
( ^ω^)
( ^ω^)
( -ω-)
実はこのタイミングで
もう一つ重要な項目が進んでいた。
自分は次節登録の段階で、
選手登録を外れることが決まっていた。
希望したわけではない。
しかし、承諾はしたので文句はない。
( ^ω^)文句は無い
( ^ω^)けど
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)最初で最後の試合か…
( ^ω^)あんまこういう私情で考えるの良くないけど
( ^ω^)最初で最後の相手がAXIZで、いっそよかったかもしれんな
( ^ω^)shadowverse、実績0なんだよな
( ^ω^)イワユル持たざる者
( ^ω^)
( -ω-)
( ω )
( -ω-)
( ^ω^)
( ^ω^)あー
( ^ω^)知ってるぞ
自分は決してセンスあるプレイヤーではない。
才能もない。特殊能力もない。
( ^ω^)
( ^ω^)文字にすると惨めだなー
( ^ω^)だが俺は、なっちまった
( ^ω^)プロ
( ^ω^)チームのため、リーグの質のため、視聴者のため
( ^ω^)…勝たなきゃ
( ^ω^)おっ
( ^ω^)というか
( ^ω^)最強に挑める最初で最後の挑戦ステージでもあるわけで
( ^ω^)無駄にするわけにもいかねえよな
( ^ω^)インターネットの文字だけでイキる塵の身としては
( ^ω^)死に花咲かせる最高のステージじゃないか
( ^ω^)俺は持たざる者だが、
( ^ω^)たまにはそっち側に行ってみたいぜ
( ^ω^)
( ^ω^)勝負だ、AXIZ
~試合当日~
自分の手番が回ってくるまで
何秒もなかったように思う
( ^ω^)
( ^ω^)次か…
30分近くにわたるヨシヒコVSRumoiのアグロエルフミラーは
トップガブリエルによって決着を見た。
(;^ω^)
( ^ω^)まあああいう試合展開になっちまうと
( ^ω^)ガブリエル2枚構築の方がそりゃトップ勝負は強いしなあ
( ^ω^)
( ^ω^)まあぶっちゃけ過程でいくつか分岐もあったけども
( ^ω^)難しいゲームだったお
( ^ω^)
( ^ω^)これでスコアは1-2か
負ければチームは負けてしまう。
(;^ω^)
(;^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)俺次第か
(;^ω^)
自分のデッキは作戦会議の結果、ネクロに決定。
チームメンバーにアドバイスをもらって、
ある程度自分でチューニングしたデスブリンガーネクロで挑む
( ^ω^)
( ^ω^)グレモリーが2枚なのは正直悪かったと思う
マサヤ「バグらなきゃ大丈夫!」
(;^ω^)オ
(;^ω^)
( ^ω^)(いやバグらないほうが難しくねえかこの状況)
( ^ω^)まあせめて有利対面…
( ^ω^)進化ロイヤルが狙いどおり来てくれれば楽なんだけど
( ^ω^)ネメシスだけ避けろ!
対戦相手:GEMO選手
使用クラス:ネメシス
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)人生ハードモードのがまあおもしれえよな
( ^ω^)
( ^ω^)最初で最後か…
( ^ω^)…!
( ^ω^)もしこれで勝って引退したら無敗伝説のプロ…!?
( ^ω^)
( ^ω^)ブヒヒヒヒヒヒヒwwwww
( ^ω^)そう思うと俄然勝ちたくなってくるぜwwww
( ^ω^)
( ^ω^)バカか
( ^ω^)んなの関係なく勝ちにいくわタコ
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)勝負だ
試合の準備が整って、準備完了ボタンを、押す。
( ^ω^)よろしくお願いします
小声で 自然につぶやいた。
できる努力はやってきた。
毎シーズンレートを始めBO3はそれなりにやるし、
意見交換も仲間とやってきた。
最低限のランクマッチも
仕事の合間を縫って100位付近を常に保った。
レートやルムマで対面ごとの練習もしている。
調整環境も変えた。
ひとつくらい見栄張るポイントあったって、いいだろ。
この試合だけ、発揮させてくれ。
( ^ω^)いくぜ
試合が始まる。先攻のカードが提示される。
頭の片隅で彼の手元にラミエルが現れないことを祈りつつ、マリガン。
( ^ω^)頼む宇宙をくれ!
(;^ω^)人
引き直し後の手札が提示される。
( ^ω^)…! ワンダーコック!
(;^ω^)ひとまずは動き出せそうだ
開幕のドローは霊堂。
イルガンノに呼応するようにグレモリー。
ワンダーコックから王墓の骸、
パペットボックスへの意識も怠らない。
顔を狙う。少しずつ、詰め寄る。
( ^ω^)悪くない
( ^ω^)思ったよりも落ち着いてるぜww
( ^ω^)ヘイジョウシンヘイジョウシン
( ^ω^)…
( ^ω^)あっ
刹那自然に顔が歪む。
ラミエルだ。
( ^ω;)ああ…
奇跡神託。人に幻影。
奇跡は起こらない。
同調アナライズが小気味よくくっつき、
盤面がそれなりに作られる。
( ^ω;)ウ
( ^ω;)そううまく話は進まねえか…
然るべき流れを拒絶するかの如く
引き当てる百鬼夜行、そしてギルト。
負けるわけにはいかない。
二度と ここに立てないのなら、なおさら。
( ^ω;)
( ^ω;)おちつけ おちついて判断するんや
( ^ω;)「できること」を全部やるんや
( ^ω;)大事なのは最善を尽くすこと
形がなんであれ、繋がれ、勝て、足掻け。
コップに注いだ水を口に含む。
血の味だ。
モーターグレイブディガーが唸る。
場に散らばったプロダクトマシーンにギルトをかざして、
可能性に縋りつく。
ターンを返す。
(;^ω^)
(;^ω^) ターン終了のボタンが重い
(;^ω^) 本当にこのターンできることは全部やれたのか
(;^ω^)不安だ…
(;^ω^)
(;^ω^)しかし
弱気になるな。
攻めろ。
攻めねば食われる。
少し時間が空いてから 5ターン目。
PPは6だ。
颯爽と現れたディメンションドミネーターに、
力強く進化を切られる。
( ^ω^)あっ
刹那感じる 確かな死の気配。
この時点で彼の手元に操り人形はない。
人形にドミネイターを乗せ、
後引きのカプセルを待つ動きではない。
悟る。
解る。
というか、察する。
――—もう、揃っている。
( 。ω°)
充満する死の薫り。一撃必殺の気配。
咄嗟に手元の水に逃げ込むも、
さらに血の味が広がるだけだった。
死神の鎌が首元を撫でる。
アナライズとラブソングも含めた3体で
どうにかターンが返ってくる。
(:^ω^)デッキが…
(;^ω^)ドローが進まねえ
(;^ω^)・・・
( ^ω^) 唯一あるのが、大ツルハシの骸+カニネク
( ^ω;)これじゃあ、とても…
( っω;)
進め、折れるな。
止まるな。
( 。ω°)
ツルハシで生きるかもわからないデスブリンガーを捨てる。
カーニバルネクロマンサーは、
無情にも3枚目の同名カードを呼び寄せた。
( ^ω;)
( ^ω;)何がカーニバルだよ
誰もかれもが骨になる。
( 。ω°)
グレモリーの直接召喚は、現実的ではなくなった。
( ^ω^)
( ^ω;)ツルハシ進化本当に必要だったかな…
( ^ω;)
( ^ω;)ターン終了のボタンが重い
ターンを返すと、
アナライズが盤面にあたって、
惨禍の円環が送られてくる。
パペットボックスで面を潰されつつの
しのぎのターンになった。
死まで、あとわずかな時間。
プロとして、あとわずかな時間。
( 。ω°)
円環がアナライズを吐き出す。
( 。ω°)
1000にひとつもないだろう確率だが、
リーサルターンの盤面ロックの可能性は、
まずここで消え去る。
( ^ω^)
( ^ω^)だが、2面空いている
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)
( ^ω^)最初に引いた霊堂
( ^ω^)そういうことか…
霊堂でトリニティを捨て、顔を狙う。
命を燃やせ。
残り時間はもうわずかだ。
ゼルガネイアはケアできるほど余裕はない。
( 。ω°)
持っているだろうとは思ってはいた。
( 。ω°)だがな
通らなければならない道は、ここだ。
( ^ω^)
(;^ω^)
わずかな、小さな可能性に賭ける。
( ;ω;)人
祈りは 届かない。
(;^ω^)
(;>ω<)…
僅かながらに見えた勝利への可能性も
遥か彼方に消えていく。
( ^ω;)
( ;ω;)ああ…
マウスを握る拳が軋む。
無情にもゲームは進む。
ここに来るのは、お前には早い。
そう囁くように、
ダメ押しのラミエルが立ち塞がる。
( っω;)
お前如きには、届かない。
僅かな反撃の目さえも、
イルガンノ進化が握り潰す。
( :ω;)
可能性をがちぎれ飛ぶ。
( ;ω;)
( ;ω;)
どうにもならない死臭に押しつぶされていく。
心なしか、視界も、濁った。
( っω;)
トップドローのハングリースラッシュは、
静かに試合の終わりを告げた。
試合に、負けた。
あっけなく終わってしまった
最初で最後の試合。
夢にまで見たプロのステージ。
1度だけ許された、最高の挑戦の舞台。
( ω )
( ;ω;)
なんも指示なんてなかったけど、
「ありがとうございました」を作って、
対戦を終えた。
持たざる者は勝たなかった。
そこにあるのは
強豪にぺちゃんこにされた
( ^ω;)
( ;ω;)
終わった。
試合放送後、
いろんなところからリプやメンションや
メッセージが来た。
たくさんの新たな仲間が できたこと
たくさんの人が 応援してくれていたこと
たくさんの期待が あったこと
いつもいじってくる旧友たちも
なんだかんだで応援してくれていたこと
気付けば自分にとっては大きなものが
そこにはあった。
みんなすまねえ( ^ω;)負けてしまった。
もう期待に応えることはできない。
次回はないんだ。
まだ発表されてないから、
それを今言うことはできない。
すまねえ。 申し訳ない。 ありがとう。
( ^ω;)
ただただ、それがつらかった。
誰にも共有することのできぬ感情が、蠢いた。
ちなみに試合だが
デッキ相性がどうだとか、
相手がどうだとかでなく、
まず自分が全て悪い。
負けにはすべてきちんと理由がある。
そもそもAFを使う択もあったし。
プレイも怪しい部分もあった。
自分はきっと、すべてに於いて最善を尽くせていない。
最善を尽くせなかった時点で、然るべき敗北であったとも言える。
文句を言う資格はない。
これはプロではない。
今後の人生で、きっとこの日を思い出して、後悔するだろう。
そんなワケで爪痕を残すことは叶わず、
それどころかチームに敗戦の傷をつけた。
自分を信じて大事なAXIZ戦に送り出してくれたチームメイトに、
一度も報いることなく終わったのだ。
ネクロについても忙しい中教えてくれた
Okanishiさんにも合わせる顔がなかった。
チームでも色々なスタッフが力を貸してくれた。
相談に乗ってくれたメンタルコーチ、
アドバイスをくれた監督
色々な人の
色々なものの上に成り立つステージだった。
( ;ω;)
( ;ω;)これで終わるのか…
( ;ω;)
( ;ω;)勝ちたかったなあ もっと戦いたかったなあ
あの頃画面の向こうで何もかもを参考にした
Rumoiプロ、Spiciesプロをはじめ多くのプロ選手
彼らと拳を交えることも、もう無い
( ;ω;) しかし弱き者死すべき か
( ;ω^)そう、あるべきだよな プロ
2度と次はない事実が、
報われることのない事実が、
空振りに終わった努力に似た何かの残骸が、
深く暗い絶望が、静かに目の前に横たわっていた。
今後はアナリストとして、
名古屋OJAベビースターを、
Rage Shadowverse Pro Leagueを、
シャドウバースを盛り上げていくことになります。
僕はShadowverseが好きです。
これまで同様、これからも楽しむつもりです。
勿論プロリーグも、名古屋OJAベビースターに限らず
どのチームのどの選手も、好きですし、応援し続けます。
自分と同じように
みんなが楽しんでもらえるように、
プロリーグを通してシャドバに熱くなれるように
今所属している 名古屋OJAベビースターが勝てるように
自分にできること ひとつひとつ また頑張ります。
新体制の名古屋OJAベビースター、
戦いの場に僕はもういないけど、
応援してくれよな!
( ^ω^)
( ^ω^)まあ
( ;ω^)
( っω^)
( ^ω^)またな
たったの1戦だったけど、
応援してくれた方、叩いてくれた方
試合を見てくれた方 ありがとうございました。
( ^ω^)みっともなくてごめんな
負けちゃってカッコ悪いけど、
一生ものの経験でした。
一瞬でもあの場に立てたこと、
OJAのみんなと共に戦えたこと、
友田さん、海老原さんが
自分の試合を実況してくれたこと
誇りに思います。
( ^ω^)
( ^ω^)shadowverseやっててよかったぜ
( ^ω^)
自分にはたくさん足りないものがありました。
それでも、
僕は今手元にあるものをかき集めて
できる努力を全て注ぎ込んで
足りないものを全部そろえて
きっとあの場所に戻ります。
( ^ω^)
( ^ω^)いつかね
その時は、ワガママだけど
背中を押してくれよな( ^ω^)
おわり
あとがき
( ^ω^)個人のキモキモお気持ち表明別にいらなくね?
( ^ω^)って正直自分でも思うけど
( ^ω^)こんな時くらいいいっしょwww
( ^ω^)ゆるせ
頑張れ 名古屋OJAベビースター!
みんなに応援されるチームになるように
僕のできることできる範囲でですが 頑張ります。
Twitterもよろしくな!
@doomdozer2826sv